
目次
疲れがとれない・・・慢性疲労症候群とはどんな病気なのか
最近しっかり寝ているのに疲れがとれないということはないでしょうか?
それはもしかしたら「慢性疲労症候群(CFS)」と呼ばれる病気かもしれません。
慢性疲労症候群は動こうと思っても動くことができないほどの疲労感が6ヶ月以上続き、日常生活が著しく障がいされる病気です。
一般的な症状は健康な人が軽い風邪のような症状になり、その症状が長引くことが多いです。
ただ、多くの場合ははっきりとした原因がわからないことが多いので精神的に不安定になってしまい摂食障害や不眠などの症状も出現します。
原因が分からないけれども風邪のような症状が続く場合は注意が必要です。
疲れがとれないだけじゃない!慢性疲労症候群の症状をチェックしよう
先生。
なんだか風邪をこじらせたみたいでなかなか良くなりません。
毎日疲労感も強いのですが、本当に風邪でしょうか?
もしかしたら慢性疲労症候群とよばれる病気かもしれません。
以下のチェックリストで症状を確認してみましょう。
1、長引くのどの痛み、発熱(特に微熱)、頭重感
かぜが長引くような症状が6ヶ月以上続く場合は要注意!
2、からだを動かすことができないほどの疲労感
毎日朝起きたときに極度の疲労感があったり、少し動いただけで息切れしてしまったりといった症状がある場合は注意!
3、うつなどの気分障害
仕事に行くのが憂鬱であったり、気分が優れなかったりするなど
4、慢性的な不眠
疲労感はあるのに夜寝ることができない、または日中急に眠たくなるなど
5、食欲の低下や意欲の低下
何をするにもやる気が起きない、何も食べたくないなど
このような症状がある場合は、慢性疲労症候群である可能性が高いです。
長引く疲れをなんとかしたい・・・慢性疲労症候群の治療法とは?
毎日疲労感が続くと仕事に行くことも大変です・・・
どうやって治療をしていけばよいのでしょうか?
慢性疲労症候群は、ストレスがきっかけで起こる場合が多いです。
そのため、毎日のストレスを軽減することが大切です。
また、ストレスにより免疫機能が低下しているので、免疫機能を高めるための薬物療法も行われます。
症状が悪化してうつ病などの症状がある場合は、抗うつ剤や精神安定薬なども有効です。
ただ、症状が長引くことが多い病気なので少しずつ改善させていくという考え方が重要です。
症状が良くならないからといって焦らないようにしていきましょう!
慢性疲労症候群は疲れてしまう原因を理解して相談できる相手を見つけよう

慢性疲労症候群は、はっきりとした病因があるわけではないのに疲労感が続くなどの症状がみられる病気です。
そのため、うつ病や気分障害などの精神的な症状も多く見られる病気です。
こういったさまざまな症状が見られる疾患なので思い悩まれる方が多い病気なのかもしれません。
ただ、慢性疲労症候群には「CFS支援ネットワーク」という慢性疲労症候群の患者さんを支援する団体があるようです。
もしかしたら慢性疲労症候群かもしれないという方や、誰にも相談する相手がいないという方はこういったネットワークを利用することも解決の糸口になるかもしれません。
ぜひ参考にしてみてくださいね!