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自閉症スペクトラムにはどのような特徴があるのか？
みなさんは自閉症スペクトラム（以下ASD）というとどのようなイメージがあるでしょうか。
一昔前までは
「親の育て方が悪いから」とか「家庭環境が悪いから」といったことが
言われていたことがありました。
しかし、ASDは生まれながらに脳に障がいがあることで
さまざまな症状が見られるということがわかってきています。
今回はASDにはどのような特徴があるのかということについて
わかりやすく紹介していきたいと思います。
心を閉ざしてしまうことが自閉症スペクトラムの特徴？
自閉症のイメージって
なんだか心を閉ざしてしまうといったイメージがあるのですが・・・
実際はどんな特徴があるのでしょうか？
自閉症のお子さんは
見た目では健常者の子どもと変わらないので
どんな症状があるのかわかりにくいですよね。
それが逆に自閉症を難しくしてしまうのかもしれませんが
まず、正式には「自閉症スペクトラム（ASD）」
と最近では言われるようになってきています。
ただ「自閉症」っていう名前じゃなくなってきているのですね。
スペクトラムって何ですか？
スペクトラムとは
集合体・連続性といった意味があります。
つまり、ASDはそれだけで症状が見られるものではなく
いろいろな特徴が重なり合っているということですね。
じゃあ、ASDだけっていう人はいないのですか？
詳しくはわかりませんが
ASDだけっていう方はほとんどいないと思います。
そもそもASDの症状もさまざまですから
ASDの症状はこれだけということはありません。
いろいろな症状が複雑に絡み合っているということですね！
具体的に自閉症スペクトラムにはどのような特徴があるのか？
いろいろな特徴があることはわかりましたが
具体的にはどんな特徴があるのですか？
これから簡単にASDの特徴をまとめてみますね！
ポイント
・話しかけても眼が合わない
・表情が読み取りにくく、笑顔があまり見られない
・ことばで話さない
・人見知りや後追いをしない
・その場の雰囲気を理解できない
・相手の気持ちを理解できない
・おもちゃを並べたりなどこだわりが強い
・スケジュール管理がうまくできない
・からだの動かし方が不器用
・ことばではなしかけても意図が伝わりにくい
・絵や写真を見せると意図が伝わりやすい など
小さいときから大人になるまでこのような特徴がみられます。
けっこうたくさん特徴があるのですね。
でも、この特徴がすべて当てはまるわけではありません。
どれか一つの特徴が強くあって
その他の特徴もいくつか見られることが自閉症スペクトラムの大きな特徴と言えるかもしれませんね！
ありがとうございます。
ASDは、見た目ではわかりにくいですが特徴を知ることは大切ですね！
いろいろな特徴が見られることが自閉症スペクトラムの大きな特徴
ポイント
・ASDは一つの特徴だけじゃなく複数の特徴が重なり合っている
・対人関係やコミュニケーション、社会生活、運動など見た目ではわかりにくいが日常生活全般に障がいがみられる
ASDにはさまざまな特徴があり
一つの特徴からその人を見るのではなくいろいろな特徴から考えることが大切です。
ASDは脳性まひのように
見た目ではっきりと障がいが見えるわけではありません。
見た目ではわかりにくいですが
日常生活においてさまざまな障がいがあるということを理解しなければなりませんね！
出身地：宮崎生まれ鹿児島育ち
経歴：理学療法士/認定理学療法士（発達障害）
webライター
理学療法士として１０年以上小児のリハビリに携わっています。
障がいをもった子どもたちとご家族の悩みはさまざまです。
少しでも悩みが解決できるようにこれからも情報を発信していきます！
