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双極性障害I型闘病記5

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ストーカー

仲良くなった女性は次第に私が1人でどこかへ行こうとするとどこに行くの?
と聞いてくるようになりました。
私は、答えますがトイレまでついてくるようになりました。
更には病室では言わないのですが私と廊下ですれ違う時に「私のこと好き?」と聞いてくるようになりました。言い方視線からこれは単なる友人としてではなく恋愛感情から言っているとわかった私は避けるようになりましたがエスカレートしてきました。
ある日、そのことで悩んでいて看護師に話をしたのですが私がパニックを起こしてしまい鎮痛剤で眠らされ部屋を大部屋から2人部屋に移りました。
眠らされてる間の三時間、ストーカー化した彼女は私のベッドサイドで手を握りながら三時間いたそうです。
正直かなり怖かったです。
それを見ていた別の女の子が助けてくれて私を彼女から遠ざけてくれました。
しかし、ストーカー化した彼女は自分の病室でずっと泣いてるようになり、大部屋の別の方から仲良くしてあげてよ
と言われましたが拒否しました。
閉鎖病棟ですから逃げようとしても逃げられない恐怖。
かなり怖かったです。

新たな仲間たち

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ストーカーから助けてくれた女の子と普通の友達となり毎日過ごしていました。
仮にMちゃんとします、Mちゃんは喫煙者でした。
私は今でこそ喫煙者ですが当時はまだ喫煙者ではなかったのですが、Mちゃんが煙草を吸いに喫煙室に行くのに私も同伴していました。
そこでわかったのは、喫煙室って秘密の会話をしたり、情報交換の宝庫なんですね。
喫煙者同士頻繁に会うので仲良くなる確率が高いです。
私も毎回ではないですが喫煙室に行くようになり男女問わず友達ができました。
8人くらいでしょうか?
昼間は雑談室でくだらない話をしたり女の子だけで私の病室に集まりお茶会をしたりと毎日楽しく過ごしていました。
新しく入院患者が来るとベランダからいきなり挨拶に行き仲良くなったりもしました。
楽しい話ばかりではなく、時には人生相談もありました。
仲間の中には生活保護で生活している人、障害年金を受給してる人もいました。
全くそのことに無知だった私には朗報でした。
障害年金はのちに私も受給されるようになりましたが、後の記事で書きます。

台風

入院したのは9月でしたから台風が多い季節です。
ある日台風が直撃した時のこと食堂の大きな窓ガラスが割れて飛び散りました。
たまたまそこにいた男性が目を切ってしまいました。
でもここは精神病院。
外科医なんていません。しかし、スキンヘッドの精神科医が
「俺、縫えるからやるよ」と処置室であっさりやったのは驚きました。
見た目はスキンヘッドですから怖いのですが精神科医としては有名で人気の高い先生です。
話し方もゆっくりで聞きやすいです。

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