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体幹は姿勢を良くするために必要?正しく体幹の機能を理解しよう!

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姿勢を良くするためには体幹が重要?

子どものリハビリをしていると

「姿勢を良くするためには体幹が大切なのですよね?」といった質問を受けます。

確かに体幹の機能が向上すれば姿勢を良くする効果が期待できます。

しかし、実際のところはたして体幹の機能を良くするだけで姿勢が良くなるのか疑問に感じることも多いです。

そこで、今回は姿勢を良くするためには体幹の機能が必要なのか?ということについて考えていきたいと思います。

結論からいうと姿勢を良くするためには体幹の機能は必要不可欠

子どもが何をするにもふにゃふにゃしてしまうのですが
よく言われる体幹がしっかりしていないからふにゃふにゃしてしまうのでしょうか?
姿勢を良くするためには体幹の機能がしっかりしていないといけない気がするのですが・・・

確かに姿勢を良くするためには体幹の機能が大切と言われていますね。
結論から言うと体幹の活動は姿勢を良くするために必ず必要な要素です。
体幹とは、言わばからだの軸になる部分です。
軸がしっかりしていないと姿勢はくずれ
からだ全体に負担がかかってしまいます。

なぜからだの軸になる部分になるのですか?

体幹はからだの中心にある部分ですよね。
体幹がしっかり活動していれば
手や足もスムーズに動かすことができます。
逆に言うと体幹がしっかりしていなければ
手や足の機能は不器用
になってしまいます。

体幹さえしっかりしていれば姿勢が良くなるわけではない

ただ、体幹がしっかりしてさえいれば姿勢が必ず良くなるわけではありません。

じゃあ、姿勢を良くするためには他にどんなことが必要なのでしょうか?

まず、体幹がしっかり活動していない原因は何なのか考えることが大切です。
脳の障がいによるものなのか、普段の日常生活によるものなのかなどさまざまな原因を探ります。
原因を知らないで体幹をしっかり活動させることは難しいですからね。

なるほど。
確かに脳性まひや発達障がいの子どもたちは姿勢が安定しないことが多いですが、
脳性まひと発達障がいは同じような特徴ではないですね。

そのとおりです。
脳性まひと発達障がいの子どもたちの体幹の機能を高めるためには違った方法が必要になってきます。
それぞれ、なぜ体幹の機能が十分に働いていないのかということや体幹が働かないことでどんな障がいがあるのかということを考えることが大切です。

姿勢が良くないのは体幹の機能ばかりに注目するべきではない

ポイント

・姿勢を良くするためには体幹の機能はとても重要

・体幹の機能ばかりが姿勢を良くするために必要なわけではない

・姿勢が悪いことでどんな障がいがあるのか、なぜ体幹の機能が働きにくいのかという原因を考えることが大切

姿勢が良くないとからだに負担がかかったり
将来的なからだの痛みにつながったりなどさまざまな障がいのリスク
があります。

こういったリスクをなくすために
体幹の機能を高めることは姿勢を良くするために必要な要素であることは間違いありません。

ただ、体幹の機能を高めていけば姿勢が必ず良くなるわけではありません。

大事なことは原因を考えることです。

体幹の機能ばかりにこだわるのではなく
なぜ姿勢が悪いのかという原因をしっかり考えるようにしていきましょう!

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