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医療的ケア児の味方!医療的ケア児等コーディネーターとは?

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増加している医療的ケア児を支援するために

近年は周産期医療の発展により、以前は助かることが難しかった新生児も救命されることができるようになってきました。
ただその代わりに日常的に医療的なケアを必要とする子どもたち「医療的ケア児」が増加しています。
医療的なケアは特別なケアが必要である場合が多く、まだ社会環境の中で十分に支援体制が整っているわけではありません。
そういった背景から医療的ケア児等の支援を調整する役割である「医療的ケア児等コーディネーター」という制度が出てきています。
今回は、医療的ケア児等コーディネーターとはどういった役割があるのかということについて考えていきましょう。

医療的ケア児等コーディネーターとは?

医療的ケア児等とは主に以下のような子どもたちのことです。

・人工呼吸器、気管切開、吸引、経管経鼻栄養などのケアを日常生活において必要とする障がい児
・四肢の麻痺が重度にみられる、重度の知的障がいがみられるなどの重症心身障がい児        など


医療的ケア児等はこういった日常的にケアが必要であることが多く、本人の支援はもちろん家族の生活も支援していかなくてはなりません。
それでは医療的ケア児等コーディネーターにはどういった役割があるのでしょうか。
以下にまとめると


・医療的ケア児等に関する専門的な知識と経験による支援
・本人と家族の双方を見据えた支援内容を考える
・医療的ケア児等の相談支援の業務を行う(支援計画相談や普段の生活における相談など)
・実際のサービス支援計画を作成および指導
・各地域における福祉サービスの提案
・将来的に本人らしく生活していくための自立支援            など


総合的に医療的ケア児等の専門的な知識をもとに各地域で生活していきやすくするために重要な役割があります。

どういった職種の方が医療的ケア児等コーディネーターになることができるのか

医療的ケア児の支援を目的にした制度なので、多くは地域の相談支援専門員の方がその役割を担います。
他にも保健師、訪問看護師などの医療専門職の方が担っている場合もあるようです。

どのようにして医療的ケア児コーディネーターになることができるのか

各自治体によって養成研修が行われ、研修を修了することが必要になります。
ただ研修をするための講師も医療的ケア児の専門的な知識が必要なので、全ての自治体で定期的に養成研修が行っているわけではないようです。
養成研修の内容は主に以下のようになっています。


・総論(医療的ケア児等コーディネーターについてなど)
・医療(疾患の特徴、発達についてなど)
・本人、家族への理解(意思決定支援など)
・福祉(実際の支援内容の仕組みなど)
・ライフステージ別の支援
・支援体制整備(医療、福祉、教育の連携など)
・計画策定、演習(事例検討など)

各自治体によって内容は違う場合もあります。

まとめ

医療的ケア児の増加により、日本でも早急な支援内容の確立が求められています。
医療的ケア児等コーディネーターはまだまだ始まったばかりの制度ですが、今後さらにニードが高まっていくことが期待できますね!

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