脳性まひ児の学齢期に注意しなければいけないこととは?

学齢期は脳性まひ児の将来に大きく影響する

脳性まひ児も学校に行くようになると、集団生活の中で社会環境を学んでいきます。

また、友達との関わりの中でより社会性も広がってきます。

ただ、そういった社会性の広がりが見られる一方、第二次成長期や思春期といった問題も見られるようになってきます。

今回は、脳性まひ児の学齢期(学校に通っている時期)における注意しなければいけないことについて考えていきたいと思います。

学齢期は脳性まひ児にとって様々な変化が見られる時期

子どもが学校に通うようになってから少しずつ自分の時間がもてるようになってきました。
親同士でも悩みや相談事などの話をする機会がもてるようになりました。
でも、学校に通う時期(学齢期)は子どもにとってどのような時期なのでしょうか?

子どもが学校に通うようになると安心しますよね。
実は子どもたちは学校に通うことで様々な経験をしています。
いろいろな経験をすることで社会性を身に着けていくわけですね。
でも、学齢期はその分気をつけなければならないことが多い時期でもあります。

どんなことに気をつけなければならないのでしょうか?

小学校高学年から中学校、そして高校となるにつれて脳性まひ児もからだが大きく成長していきます。
いわゆる第二次成長期ですね。
この時期は急激に身長と体重が増加するので、今までできていたことができなくなるリスクがあります。
例えば、なんとか歩けていた子が体重の急激な増加によりからだを支えられなくなることもあります。
この時期はより身体面のケアが必要不可欠です。

学齢期における脳性まひ児の注意点は身体面だけではない

身体面は第二次成長期に大きく変化するのですね。

そうですね。
ただ、第二次成長期は身体面だけの問題ばかりではありません。

他にどんな問題があるのでしょうか?

第二次成長期は、精神的にも大人になる準備が始まる時期です。
つまり、精神的にも不安定になりやすい時期なので親に反発したり、逆に落ち込んでしまったりなどの影響が見られます。
今までできていたことが難しくなってくると、自分のからだの成長に戸惑い不安に感じてしまうこともあります。

精神的なケアも必要だということですね。

親への反発がある時期なので難しい時期ですが、子どもの様子を見守りながら辛抱強く関わっていかなくてはなりません。
最終的に家が最も安心できる場所だということを理解してもらうことが大事ですね。

学齢期は脳性まひ児の身体・精神面の両方に大きく影響する

・第二次成長期は身体だけではなく精神面でも大きな変化がみられる

・身体面ではできていたことが難しくなりやすい

・精神面では親への反発や自分の成長への戸惑いがみられる

・親は子どもの変化を見守り辛抱強く関わっていく

・最終的には家が最も安心できる場所だということを理解してもらう

学齢期は脳性まひ児にとって身体的にも精神的にも様々な変化が見られる時期です。

からだの成長に伴いうまく動作ができなくなったり、精神的に落ち込んでしまったりなど多くのリスクが見られるようになります。

ご家族としては子どもとの関わり方が悩ましい時期ですが、家庭内では安心して過ごすことができるように環境づくりをしていきたいですね。

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