Work continuation support type A

障がいがあっても働くために~②就労継続支援A型

Work continuation support type A

就労継続支援は安定して就労するために必要な制度

障がいがありさまざまな支援が必要な場合は就労すること自体が困難なことが多いです。

そういった就労を支援するための制度に「就労継続支援」があります。

就労継続支援は大きく分けて2種類あり、「就労継続支援A型」と「就労継続支援B型」に分けられます。

今回は就労継続支援A型について考えていきましょう。

就労継続支援A型とはどういった支援か?

主に障がいや病気などの理由で働くことが困難な場合に、事業所と雇用契約を結び一定の支援を受けながら働くことができる支援です。

就労継続支援A型の職場はもともと障がいや病気に理解があるため、一般の企業では就労が難しい65歳未満の方に安定した就労が期待できます。

どのような仕事内容なのか?

各事業所によって違いますが、基本的には一般就労と比較しても仕事内容はさほど変わりません。

A型の事業所の特徴として多い仕事内容を以下にまとめます。

パソコン入力などの事務作業
カフェやレストランなどのホールスタッフ
お菓子やパンなどの包装作業
農業や草刈りなどの外での作業  など

一般就労と同じと言っても障がいや病気に配慮して仕事を行うことが可能なので、勤務時間が短くその分給料が低い場合がほとんどです。

時間は4時間から6時間程度が多くなっています。

どのような方が対象となるのか?

主に高校(特別支援学校も含める)を卒業する年齢である18歳から65歳未満の年齢の方が対象となります。

ほとんどの障がいの方が対象となり、身体障がい、発達障がい、精神障がいなどの方が利用対象です。

また、就労の経験があり現在は働いていない方なども対象となる場合があります。

まずは各自治体の障がい福祉窓口に問い合わせてみましょう。

就労継続支援A型を利用するにはどうしたらよいのか

基本的には直接A型事業所に相談することから始まります。

ただハローワークや自治体の窓口でA型事業所を紹介していることが多いので、どのような事業所があるのか分からない時は紹介してもらうことも良いと思います。

A型事業所に採用が決まったら今度は自治体の窓口を通じて就労継続支援A型のサービス利用を申し込みます。

申し込んだ後に調査員が家庭の状況を調査。

その後、サービス等利用計画案を作成して内容を決定していきます。

最後に不備がなければ受給者証を受け取り勤務開始。

おおまかにはこのような流れになっています。

最終的には自分にあっているかどうかが大事

A型事業所にも各自治体によってさまざまな仕事内容があります。

そのためなんでもいいから応募するのではなく、自分に合っている仕事内容かしっかり把握することが大切です。

働きづらい環境では長続きしません。

自分にあった仕事内容で楽しく続けられるように事業所を選択していきましょう。

まとめ

就労継続支援A型事業所は、各自治体においてもさまざまな取り組みをしています。

障がいがや病気を抱えていても自分なりに継続して働くために、こういった支援があるということを知っておきましょう!

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