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脳性まひは運動だけじゃなく、発達障がいも合併している?
脳性まひというと
一般的にはからだの麻痺が主な症状です。
確かに一昔前まではからだの麻痺だけが注目されていました。
しかし、最近になってからだの麻痺だけじゃなく
対人やコミュニケーションの問題など
いわゆる発達障がいも合併しているのではないかと考えられるようになってきました。
今回は、脳性まひと発達障がいの関係について
分かりやすく紹介していきたいと思います。
実際脳性まひの方はどれくらい発達障がいを合併しているのか?
うちの子どもは脳性まひなのですが
からだの麻痺だけじゃなく
他にもいろいろな症状が見られるようになると言われました。
具体的にはどんな症状があるのでしょうか?
最近は脳性まひの研究も進んできていますね。
確かに脳性まひにはさまざまな症状が合併していると言われています。
認知・言語・摂食・嚥下・コミュニケーション・対人関係・感覚など
その症状は実に多様です。
そんなに症状があるんですね・・・
コミュニケーションや対人関係といった部分の障がいは具体的にどんな障がいなのでしょうか?
いわゆる発達障がいと言われる分野ですね。
具体的に何%とまでは分かりませんが
言語獲得の難しさやこだわり、同じ動作を繰り返すなどの
自閉症スペクトラムに似た特徴があると言われています。
自閉症スペクトラムっていわゆる自閉症ですか?
現在は、自閉症単体の症状が見られるわけではなく
ADHD(注意欠如多動性障がい)や学習障がいといった症状も含めて複雑に絡み合っている(これをスペクトラムといいます)という考え方です。
脳性まひも同じように
一つの症状だけじゃなくさまざまな症状を理解することが必要ですね!
大人になってから分かることも・・・脳性まひの発達障がい
でも、発達障がいって見た目ではわかりにくいですよね?
普通に働いている人もいるし。
脳性まひの方の場合もっとわかりにくいんじゃないですか?
現在大人になっている脳性まひの方は
まだ、こういった発達障がいのリスクがあるとはされていませんでした。
そのため、大人になってから気づかれる方も多いですね。
でも、発達障がいがあるからといって生活ができないわけではありません。
それに少なからず私たち健常者も発達障がいと似たような特徴があるのではないかと思います。
日常生活ではそれが目立たないだけということもありますからね。
そうなんですね。
大事なことはそれぞれ自分のことを理解することなのかもしれませんね。
よく他人のことを思いやることが大事と言われますが
自分のことを分かっていないと他人の気持ちは分かりません。
脳性まひの方の理解が進むことを期待したいですね!
脳性まひや発達障がいにとらわれずその人本人を理解する
・脳性まひの方は少なからず発達障がいのリスクがある
・発達障がいだけじゃなくさまざまな症状を合併している
・一つの症状にとらわれず、さまざまな症状から本人を理解する

今回は脳性まひと発達障がいの関係について紹介しました。
発達障がいにはさまざまな症状が見られますが
脳性まひも同じようにさまざまな症状が見られます。
どうしても目立つ症状に注目してしまいがちですが
一つの症状にこだわるのではなく
いろいろな視点で子どもたちを理解していくことが必要だと思います。