
脳性まひ児の靴が破ける理由は?どうして靴が破けやすいのか?
生まれながらに脳に障がいが見られる脳性まひ児も、歩けるようになると靴を使うようになると思います。
靴があると歩きやすいですし、足を保護する役割もあるので靴選びは慎重に行いたいですよね。
ただ、歩けるようになって靴を使うことは必要なのですが、脳性まひ児の靴はけっこう頻繁に破れてしまいます。
今回は、脳性まひ児はよく靴が破けるという問題についてわかりやすく紹介していきたいと思います。
靴が破けやすいとすぐに新しい靴を買わなければならない
うちの子は脳性まひなので歩くことが難しいと思っていましたが、なんとか靴をはいて外出できるようになりました。
でも1ヶ月ぐらいで靴が破けてしまったので、また新しい靴を買おうと思っています。
1ヶ月は早いですね・・・
また同じ靴を買うとすぐに破けてしまうかもしれませんね。
靴はどのあたりが破けましたか?
つま先の方が破けてしまいました。
そういえば、靴ってそんなに買い換えませんよね?
普通はどれくらいで買い換えるものなのでしょうか?
私たち健常者は
普通新しい靴を買うときは年に1回か2回程度です。
子どもでも半年に1回買うかどうかではないでしょうか。
だから、それほど頻繁に買わなくても大丈夫なはずですよね?
よほどではない限り1ヶ月で靴が破けることはありません。
それに、1ヶ月で買い換えるとなると
靴代もかなりかかってしまいます。
実は、脳性まひの子どもたちの靴が破けやすいことには理由があるのです。
脳性まひ児の靴が破ける理由は?
市販の靴はそもそも健常者用に作られていることが関係していますか?
そうですね。
市販の靴は一般的にはかかとの部分がよく補強されています。
なぜなら歩くときはかかとから接地するからです。
でも、脳性まひの子どもたちはかかとから接地することが難しくつま先が引っかかりやすいです。
市販の靴の場合、つま先はかかとほど補強していませんから
靴が破けてしまいやすいということですね。
なるほど。
じゃあ、できるだけつま先がしっかりしたものを選んだほうがいいですか?
いえ、逆にかかとがしっかりしたものを選んだほうが良いです。
なぜならかかとがしっかりしていると歩きやすいからです。
また、足のくるぶしの部分まである靴(ハイカットタイプ)を選ぶのも良いですよ。
つま先の部分は、後から補強することもできるので
義肢装具士や理学療法士に相談すると良いと思います。
何度も靴を買い換えるのは大変だと思っていました。
できるだけ歩きやすくて、長持ちする靴を選ぶようにしたいです。
脳性まひ児の靴選びに必要な3つのポイント
・靴が破けやすい原因は、脳性まひ特有の歩きかたが原因
・脳性まひ児が靴を選ぶときは、専門的なアドバイスを参考にしながら選ぶ・しっかり足を支えてくれるハイカットシューズもおすすめ
脳性まひの子どもたちの歩き方はそれぞれ特徴が違います。
そのため市販の靴をそのまま使用すると歩きにくかったり、すぐに破れてしまったりする場合が多いです。
歩けるようになって靴を選ぶときは、理学療法士などの専門家に相談するようにしましょう。
また、場合によってはつま先を補強してもらうことも必要だと思います。
日常的に使用する靴だからこそ、できるだけ長持ちして歩きやすい靴を選んでいきたいですね!