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身体障がい者は急なできごとで緊張が高くなりやすい
脳性まひを始めとした身体障がい者の方は脳に障がいがある状態です。
そのためからだの筋肉の緊張が高まりやすく、日常生活においてさまざまな影響があります。
わざと緊張が高くなってしまうわけじゃないのに、周囲の理解が得られずに誤解をまねくことも・・・
そもそも、身体障がい者の方は筋肉の緊張を緩めることは可能なのでしょうか?
今回は、身体障がい者の方の筋肉の緊張の問題について考えていきたいと思います。
身体障がい者は常に緊張している?
この間仕事をしていて急に後ろから話しかけられてビクッと緊張してしまいました。
特にびっくりしたわけではないのですが、急に話しかけられると緊張が高くなることが多いです。
わざと緊張が高くなっているわけではないのですが・・・
脳性まひなどの脳に障がいがある方は、こういった急なできごとや少しの刺激にも敏感ですよね。
他に何か影響はありませんでしたか?
そういえば、この間デスクワークをしていたら急に話しかけられてビクッとしてしまうことがあって、寝ていたのではないのか?と言われたことがあります。
別に居眠りしていたわけじゃないのに・・・
そういう経験は多くの身体障がい者の方が経験していることかもしれませんね。
常に緊張しているわけではないですが、少しの刺激で緊張が高まりやすい傾向はあるということですね。
緊張を緩めてと言われても身体障がい者はどうして良いのかわからない
でも逆に理解してくれる人たちもいて、そういった人たちはゆっくり緊張を緩めてと言ってくれます。
でも、そもそも緊張をどうやって緩めるのかがわからないのですけどね。
身体障がい者の方にとって緊張を緩めることは普段のからだの動きと逆の動きですからね。
緊張を緩めてと言われても、逆に緊張が高くなってしまうことが多いのではないでしょうか?
確かにそうです。
緊張を緩めてと言われたらますます緊張が高くなってしまうような気がします・・・。
難しいですね。
そういったときはゆっくり深呼吸をすると緊張が緩む場合があります。
落ち着いて息をしてみてと言われるとわかりやすくて良いのかもしれませんね。
自分のからだのことはわかっているつもりですが
そもそも普段から緊張が高まりやすいということは理解してほしいです。
それだけでも誤解を招くことは少なくなるのではないかと思います。
身体障がい者は緊張を緩めたくても緩めることが難しい
・身体障がい者にとって緊張を緩めること自体が難しい
・身体障がい者は少しの刺激でも緊張が高くなってしまいやすい・緊張が高まりやすいということへの周囲の理解が必要
私たち健常者も、急に大きな音がしたときや驚かされたときにビクッと緊張してしまうことはあります。
身体障がい者の方たちはなおさらこういった刺激に敏感なので、少しの刺激でも緊張が高くなってしまいます。
こういった特徴があることから社会生活において誤解をまねくことが多くあるのかもしれません。
身体障がい者はそもそも緊張が高くなりやすいということ、そして、一度緊張が高くなるとなかなか緊張を緩めることが難しいということ。
身体障がい者にはこういった特徴があることを周囲の人たちが理解していきたいですね!