
発達障害の方が先延ばしにしてしまう原因とは?
発達障害にもさまざまな症状がありますが、その中でも「やるべきことを先延ばしにしてしまう」ということがあります。
一般の方も同じような経験はあると思いますが、発達障害の方にはその特性から先延ばしにしてしまう原因が考えられます。
つまりわざと先延ばしにしてしまうのではなく、どうしたら作業をすすめることができるのかわからないということです。
今回は、発達障害と先延ばしグセの関係について考えていきたいと思います。
発達障害の方の先延ばしの特徴とは?
何をするにもめんどうだなあ・・・
やりたい気持ちはあるけど何から手を付けたらいいかわからないし。
めんどうだから先にゲームでもしてから仕事をしよう。
ちょっとまって!
それはもしかしたら発達障害が関わっているかもしれません。
目の前の楽しさを優先したり、仕事が面倒だったりといったいわゆる「先延ばし」の症状が考えられます。
以下に先延ばしの症状についてまとめていきますね。
・やろうと思ってもめんどうに感じる
・やらなければという気持ちにならない
・作業をすることに時間がかかる
・目の前の楽しみを優先してしまう
・何から手を付けたらいいのかわからない など
先延ばしグセを改善するためにはどうしたらいいのか?
でもどうしたら先延ばしグセを治すことができるのでしょうか?
まずは、自分の症状を理解することが大事です。
以下に先延ばしグセを改善するために必要なことをまとめていきますね。
1、 やりたいことをしていると考える
「やらないといけない」と思うとますますやる気はなくなってしまいます。
でもやりたいことならすぐに始められますよね。
それなら少しのことでも達成感が得られるようにするとやりたいという気持ちに近づきます。
大事なことは、自己肯定感を高めること。
「できた!」「自信がついた!」と少しでもポジティブなことを考えればやりたいことしていると考えられるようになってきていますよ!
2、 時間を意識してスケジュール管理をこなす
発達障害の方はスケジュール管理が苦手です。
例えば、「このくらいの作業量ならこれぐらいの時間で終わる」という感覚がわからないということですね。
こういうときは、作業内容を小分けに分類して一つの作業時間を実際に測ってみましょう。
仕事は毎回同じ作業をするわけではありませんが、少しずつ作業量に比例した時間の管理ができるようになってくるはずです。
こまめに時計を確認することも大事ですね!
3、 マイナス思考からプラス思考へ
発達障害の方は、特に大人になってから仕事がうまくできないことで精神的に落ち込みやすい傾向があります。
そのため、マイナス思考になりやすく「どうせ自分にはできない」といった悪循環になってしまいます。
マイナスな考えが出てきたときは、脳を休憩させましょう。
「できない」ではなく「頑張っている」といったプラス思考へ考えをシフトしていけると作業効率もあがるはずです。
まとめ
先延ばしグセがあると、どうしても仕事がうまくまわっていきません。
発達障害の方は自分で気づいていない方も多いので、周囲がサポートする環境づくりも大切です。
できることから始めて、少しずつ先延ばしの特徴を改善していきたいですね!