
目次
はじめに
障がい者の方にとって、日常の移動手段として利用するのは公共交通機関がほとんどではないかと思います。
ただ、公共交通機関は電車やバスといった乗り物なので、駅やバス停といったある一定の場所に出向かわなければ利用することができません。
また、車椅子を自走することができて電車やバスを利用することが出来る方は限られており、ほとんどの方は介助者がいなければ移動することが難しいと思います。
そういった自分で移動することが難しかったり、急用などで急いで移動しなければならなかったりする場合に便利な移動手段としてタクシーがあります。
実際に障がい者の方で普段の移動手段としてタクシーを利用されている方も多いのではないかと思います。
そこで今回は、タクシーを利用する際にとても便利なサービスを提供している「Japan Taxi」について障がい者の方が利用する際の注意点を交えながら紹介していきたいと思います。
Japan Taxiとは?どういったサービスを提供しているのか?

一般的にタクシーを利用するときは、各地域のタクシー会社に電話で連絡して自宅まで来てもらうことがほとんどです。
そのため、混雑しているときは電話で連絡するとすぐにタクシーが来なかったり、あるいは利用することすら難しかったりする場合があります。
障がい者の方にとっては、自宅まで迎えに来てくれるタクシーはとても便利で利用しやすい乗り物ですが、車椅子を乗車するには福祉タクシーなどの特殊な車両を利用する必要性があるため、急に対応できないという難点があります。
Japan Taxiは、こういった問題点を解決するためにスマホアプリを利用することでスムーズに予約や事前に乗降車する場所を指定できるサービスを提供しています。
つまり、事前に予定がわかっていればタクシーをスマホ1つで予約することができるというわけですね。
また、電話でもJapan Taxiは予約することができますが、アプリで予約したほうが予約した日時を確認することができますし、キャンセルや予定の変更を行うことも簡単に可能です。
Japan Taxiアプリを利用してタクシーを予約する方法

では、実際にどのようにJapan Taxiを利用してタクシーを予約するのかについてまとめていきたいと思います。
予約する日時を設定する
まず、アプリをダウンロードしたらアプリを開きます。
アプリを開いたら今いる場所の地図が開くので、「ここで乗る」ボタンを押さずにその横にある「予約日時」という部分をタップします。
つまり、乗車地をまず設定するのではなく予約する日時から入力します。
予約を希望する日時を選択する
都心部や政令指定都市などの大都市近郊であれば、急な日時であってもすぐに予約できる場合が多いですが、地域によって予約できる日時は若干異なります。
だいたい一時間後から予約でき、翌日にかけて設定可能な場合がほとんどです。
また、タクシー会社はその地域によって様々ですが、一週間先まで予約することが可能な場合もあります。
アプリ画面に出てきた予約日時に従い、予約する日時をタップします。
予約する日時を入力したら、「予約注文」に切り替わっているか確認する
予約日時を入力し終わったら、画面が切り替わり画面下の方に予約した日時が表示されるようになります。
これが「予約注文」画面です。
乗車する場所を変更する場合は、この画面で住所や地名・建物名などを入力すれば変更することができます。
乗車地・乗車日時に変更がなければ「ここで乗る」ボタンをタップして予約完了です。
※日時を誤って入力してしまった場合
再度アプリを開き、画面右下に表示されている「予約設定解除」をタップします。
その後、再度①から③の手順で予約設定を行ってください。
降車する場所を設定
降車地も同様に住所・地名・建物名などを入力し、「ここで降りる」ボタンをタップします。
もし、降車地が決まっていなければ「スキップ」ボタンをタップします。
最後に注文条件を最終確認する
タクシー会社を指定することもできますが、特に指定しない場合は「会社おまかせ」のままにします。
「決済方法」と「クーポン」を設定して「予約する」ボタンをタップすれば予約完了です。
予約完了
「予約する」ボタンをタップした後、3秒間の取り消し可能時間があります。
特に取り消しする必要がない場合はそのまま待ち、タクシー会社への注文が完了し数秒後に注文可否の連絡がきます。
障がい者がJapan Taxiを利用する際の注意点について
キャッシュレスでしかもスマートフォンで簡単に予約することが可能なので、Japan Taxiは障がい者の方にとってはかなり便利な機能なのではないかと思います。
また、クーポンと併用して障がい者割引を使用することもできるので、価格の面においても対応していることが魅力です。
ただ、ほとんどのタクシー会社が福祉タクシーを始めとした車両を提供していますが、地域によっては福祉タクシーがない会社もある場合があるので、予約をするときには必ず要望を入力するようにしましょう。
また、便利である反面利用する方が多いので福祉タクシーが使用できない場合があります。
これも地域や日時によって違いますが、事前に予定がわかっている場合は早めに予約をしておくことが必要です。
要望を入力するときは、事前に自身の身体状況や介助が必要な点、車椅子の有無などの情報をスマートフォンのメモ機能などに作成しておくと、要望を入力するときにコピペするだけなので便利です。
電話で伝えると時間がかかってしまったり、うまく相手側に伝わりにくかったりするのでこういったときはとても便利なアプリであると思います。
まとめ
Japan Taxiは、スマートフォンさえあれば後はアプリをダウンロードするだけでタクシーの予約を行うことができるサービスです。
そのため、日常生活において移動を行うことが困難な場合が多い障がい者の方にとっては、すぐにタクシーを呼んだり、事前に予約することができたりするのでとても便利な機能であると思います。
ただ、スマートフォン一つで予約ができて便利な反面他に利用する方も多いので、地域や日時によっては利用できない場合があるので注意が必要です。
Japan Taxiをうまく活用して日常生活の移動手段を確保していきましょう!