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早く生まれてくると成長が遅れる?~子どものリハビリコラム①~

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はじめに

最近は医療の発達によって赤ちゃんが早く生まれてきても助かることが多くなってきました。

ただ、早く生まれてくると発達が遅れやすく様々なリスクの恐れがあります。

そのため、発達を促すために早く生まれてきた赤ちゃん(以下低出生体重児)はリハビリテーションが行われることがほとんどです。

私は子どものリハビリを行う理学療法士なのですが、お母さんを始めとしたご家族から様々な質問を受けます。

その中の一つに「なぜ早く生まれると発達が遅れてしまうのか?」という質問をよく受けます。

今回は、なぜ早く生まれると発達が遅れてしまうのかということについて分かりやすく紹介していきたいと思います。

低出生体重児の発達が遅れてしまうのは理由がある

先生、子どもが低出生体重児なのですがなぜ発達が遅れてしまうのでしょうか?

低出生体重児の多くは、急激な身長と体重の増加が少ないことが発達の遅れに関係しています。

身長と体重が関係している?
早く生まれてくるから単純に発達が遅れるのではないですか?

もちろん、早く生まれてくるから身長と体重は当然小さくなります。
しかし、体格の問題よりも子宮内で急激に身長と体重が増加することで経験する運動の方が大事なのです。

実は、妊娠28週(だいたい6~7ヶ月ごろ)まではそれほど赤ちゃんは大きくなりません。
低出生体重児はこの時期に生まれることが多いので、からだが小さいというわけですね。

なるほど、妊娠6~7ヶ月ごろからからだが大きくなるのですね!

そうです。
妊娠6~7ヶ月ごろから身長と体重が急に増えるので、子宮内は赤ちゃんにとって狭くなります。
狭くなると丸まった姿勢になりますよね。
この丸まった姿勢が数ヶ月続くことで生まれてきたときに動きやすくなります。

なぜ丸まった姿勢が必要なのですか?

丸まった姿勢は、お腹の筋肉がよく働きます。
お腹の筋肉が発達していることがキーポイントです。
生まれてくるとそこは子宮内という無重力空間ではなく、地球の重力がかかります。
お腹の筋肉が発達していないと重力に逆らって動くことが難しいのです。

低出生体重児は、お腹の筋肉が十分に働く前に生まれてきます。
すると、重力に逆らって思ったように動くことができず発達が遅れてしまうのです。
赤ちゃんは自分で動かないと発達していきません。
低出生体重児は、地球の重力に逆らって動けるほどからだが発達していないということですね。
だから、運動発達の専門家である理学療法士による治療が必要なのです。

つまり、低出生体重児が生まれたばかりのときは丸まった姿勢をとってお腹の筋肉の働きを高めることが大切ということですね。

そのとおりです。
でも、低出生体重児だからといって全ての子どもが歩けないというわけではありません。
しっかりと色々な運動を経験することで子どもは成長していきます。
子どもたちの未来のためにできることをしていきましょう!

ありがとうございます。
子どもたちの成長を見守っていく視点が大事ですね!

まとめ

Physiotherapy

・子宮の中で丸まった姿勢を十分に経験していなことで発達が遅れてしまう

・妊娠28週以降(妊娠6~7ヶ月)に急激な身長と体重の増加がみられる

・妊娠28週までは生きていくために必要な機能ができる

・低出生体重児は丸まった姿勢でお腹の筋肉の働きを高めることが大事

・低出生体重児だからといって全ての子どもが歩くことが出来ないわけではない

・子どもたちの成長を見守る視点が大切

早く生まれてくると発達に遅れが見られやすいことは確かです。

しかし、適切な運動の経験をすることで多くの低出生体重児は歩けるようになってきます。

もし、子どもが低出生体重児であれば心配なことが多いですが、子どもたちの成長を見守る視点を大切にしていきましょう!

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