
人前で食事をすると不安や恐怖を感じるのが会食恐怖症ですが、漢方での治療は可能なのでしょうか?
基本的な治療法をまとめました。
人前で食事をするのはなんか嫌だなあ・・・
普段一人で食事をとっているから、一人だと気軽に食事をすることができるのになあ・・・
はあ~憂うつだなあ・・・
人前で食事をすることが苦手なのですか?
例えば、飲み会とかレストランでの食事などのときに不安になってしまうことが多いですか?
はい。
そういった場所での食事は不安どころか恐怖に感じることもあります・・・
本当はみんなで楽しく食事をしたいと思っていますし、美味しい外食も食べたいと思っているのですが・・・
それはもしかしたら「会食恐怖症」という病気かもしれません。
これから会食恐怖症の症状と対処法について紹介していきますね!
漢方による会食恐怖症の治療

会食恐怖症は精神疾患の一つであると考えられています。
そのため、漢方を用いて治療を行うことが多いです。
一般的に漢方を用いて治療を行うのですね。
でも、漢方ってなんだかゆっくり効果がみられるってイメージがあるのですか・・・
治療は漢方だけでも良いのですか?
症状にもよりますが、漢方だけで治療をすることは難しいかもしれません。
会食恐怖症は精神疾患の1つですが、精神疾患の治療として漢方が用いられることがあります。
漢方は効き目を感じるのは穏やかですが、副作用が出にくいというメリットがあります。
しかし、漢方だけで会食恐怖症を克服するのは難しいようです。
会食恐怖症が分類される社交不安障害は、SSRIという薬が基本として用いられ、目的によっては不安感を抑える抗不安薬も使われます。
漢方だけに頼るよりも、これらの薬も含めて治療していくことが大切です。
会食恐怖症は漢方や薬だけに頼らないで

会食恐怖症は漢方や薬を飲んでいれば改善するものではありません。
実際に会食の経験を重ね、その中で苦手意識を取り除いていく必要があります。
これは漢方や薬では得られない効果です。
会食を重ねて、人と食事をする苦痛に慣れるのではありません。
根本的な原因である「残しちゃダメ」、「気持ち悪くなったらどうしよう」という考え方を変えます。
残しても良い、気持ち悪くなっても良い、そんな前向きな気持ちで治療していくことが大切です。
このように、会食恐怖症と言ってもそれぞれ個人によって症状が違います。
症状に合わせて他の薬を用いることも必要だと思います。
ただ、漢方や薬に頼りすぎてしまうことも良くありません。
確かに漢方や薬を使用して一時的に症状は良くなるかもしれませんが、人とのコミュニケーションが改善するわけではないですよね。
そうですね。
やはり症状だけ治療をしても、原因となっているコミュニケーションの問題は改善されません。
症状が収まってきたら少しずつ会食をする機会を増やしていき、その場の状況に慣れていくことが大切ですね。
ありがとうございます。
できるだけ人とのコミュニケーションをとれるようにしていきたいと思います!
まとめ
会食恐怖症は漢方や薬での治療も大切ですが、会食の場を実際に経験する精神療法も絶対的に必要です。
焦らずに自分のペースで会食恐怖症と向き合っていきましょう。