
目次
なぜ重症心身障がい児はからだが突っ張りやすいのか?
脳性まひを始めとした重症心身障がい児の子どもたちは、どうしてからだが突っ張りやすいのでしょうか?
特に興奮していたり怒ったりしているときは、なおさらからだが突っ張ってしまいやすい傾向があると思います。
からだが突っ張ってしまうと介助することも大変ですよね。
今回は、重症心身障がい児のこどもたちがなぜ突っ張ってしまいやすいのかということについて考えていきたいと思います。
からだが突っ張ってしまうのは重症心身障がい児だけではない
子どもが泣いたり、興奮したりするとからだが突っ張ってしまいます・・・。
どうして突っ張ってしまうのでしょうか?
からだが突っ張ってしまうと介助することも大変になってしまいますよね・・・。
でも、実は私たちも少なからずからだが突っ張ってしまうのですよ!
私たちも突っ張ってしまうことがあるのですか?
でも、あんまり普段の生活で影響はないですけど・・・
そうですね。
私たちはうまく筋肉がバランスをとっているので、普段の日常生活ではそれほど影響がありません。
でも、例えば座っている状態から立っただけでもからだの緊張は強くなっているのですよ!
重症心身障がい児のからだが突っ張ってしまうときはどうしたら良いのか?
でも、重症心身障がい児の子どもたちは極端にからだが突っ張ってしまいますよね・・・。
それは、からだの緊張をコントロールすることが苦手だからです。
私たちは、たとえ怒ったり興奮したりしても緊張をコントロールすることができますが、重症心身障がい児の子どもたちは脳からの指令が一方的になってしまい、緊張をコントロールすることが難しくなってしまいます。
だから、極端にからだが突っ張ってしまうというわけですね。
そういうことですか。
突っ張ってしまうのをなんとかコントロールすることは難しいのでしょうか?
しばらく何もしないで待ってあげると落ち着くことがあります。
ただ、毎回待つことができるわけではないですよね。
あまりにも突っ張ってしまい普段の生活が大変なときは、対応方法を検討することが必要だと思います。
姿勢を変えたり手術や投薬をしたりすることで改善する場合も多いですからね。
でも、まずは子どもにどうやって落ち着いてもらうかを考えることが第一です。
ありがとうございます。
まずは、どういったときに突っ張ってしまうのかということから確認していきたいと思います。
重症心身障がい児のからだが突っ張ってしまうのは緊張をコントロールすることが苦手だから
・少なからず健常者も緊張が高くなってしまうが、普段はコントロールしている
・重症心身障がい児はからだの緊張をコントロールすることが苦手・緊張が強いときは子どもたちに合った方法で対応する
興奮したり姿勢を変えたりすると、重症心身障がい児は緊張が高くなりからだが突っ張ってしまいます。
子どもたちなりの動き方なので抑制しすぎることも良くありませんが、あまりにも突っ張ってしまうと普段の生活が成り立たなくなる場合もあります。
そのため、まずはどんなときに突っ張ってしまうのか、どうしたら緊張が落ち着くのかということを考えましょう。
子どもたち自身に必ず解決する方法があるはずです。