
自立訓練とは障がいにより生活することが困難な方に訓練を行うこと
自立して生活するためにさまざまな課題があります。
障がい者の方は心身の障がいにより一人で生活することが難しい場合も多いです。
「自立訓練」はそんな障がい者の方が自立して生活することができるように、生活に必要な能力の維持・向上のための訓練を行います。
今回は障がい者の方の自立支援サービスの一つである「自立訓練」について考えていきましょう。
具体的に自立訓練ってなに?
具体的に自立訓練ってどのようなサービスなのでしょうか。
誰しも入院したら長い間寝ている期間が多くなり、さまざまな機能が低下してしまいます。
障がい者の方も同じように機能が低下してしまい、退院してもすぐに一人では生活することができない場合が多いです。
このような場合に事業所に通いながらリハビリテーションを受けることで日常生活に必要な能力を維持・向上するための訓練が自立訓練です。
入院して退院するなどの長期臥床による機能低下に限らず、例えば特別支援学校を卒業してからも訓練を受けたいといった方や施設に入所している方も対象となります。
自立訓練は障がい者の方であり、住み慣れた地域で自立して生活していきたいという方が受けられる訓練。
だれでも受けることができるサービスではありませんが、基本的には障がい者の方であれば利用することができるサービスです。
自立訓練のサービス利用手順は?
自治体によって申請方法はさまざまですが基本的には以下のような手順で利用することができます。
1.利用したい自立訓練を行っている事業所を探す
自立訓練事業所にもさまざまな事業所があります。
まずは、利用してみたい自立訓練事業所をさがして、見学や体験をしてみましょう。
各自治体の障害福祉相談窓口にて探すことができるはずです。
2.自立訓練サービスの支給申請を自治体の窓口にて申請する
基本的には自分で申請しなければなりません。
各自治体の窓口で自分が利用したい自立訓練事業所を申請しましょう。
ただ、見学の時点で各事業所が申請方法をサポートしてくれる場合が多いので、わからないときは事業所に相談しましょう。
申請から利用できるようになるまでは数ヶ月(大体1~2ヶ月)かかる場合が多いようです。
3.自立訓練事業所と契約してサービスの利用開始
自立訓練事業所とサービス利用の契約を結び、利用を開始することができるようになります。
自立訓練を利用できる期間や料金は?
各自治体や訓練の内容にもよりますが、期間はある程度決められています。
サービス利用開始から2年間のあいだまで利用できる場合が多いですが、利用延長を申請すればまた利用することができます。ただ、この場合は原則1年間の延長期間の場合がほとんどです。
利用料金について1割負担がほとんどですが、所得の状況によって自己負担上限額が変わります。
また、食費や日用品といった実費負担が別途かかります。
まとめ
以上が簡単な自立訓練の内容についてです。
自立のためのサービスはさまざまなサービスがありますが、自立訓練も活用して生活していきたいですね。