
お風呂がうつ病に与える効果
お風呂に入ることは体の汚れを洗い流すだけでなく、リラックス効果があると言われています。
このリラックス効果はうつ病の改善にもたいへん効果的です。
また、お風呂に入ることで体が温まり、入眠しやすくなります。
うつ病の症状に睡眠障害があるように、なかなか寝付けないと悩む人も少なくありません。
特に、夜布団に入る2時間から3時間前にお風呂に入ると寝つきが良くなると言われているので試してみましょう。
お風呂に入ることは自律神経を整えるうえでもたいへん重要です。
お風呂に入ることで体内時計を正常にする効果が期待でき、これによって自律神経が整います。
自律神経の乱れは体の不調の大きな原因となるため、体調を整えるためにもお風呂に入ることをおすすめします。
温度や時間

お風呂はうつ病や不眠症に効果があると言われていますが、それぞれの症状に応じて温度や入る時間を変えた方がより効果的みたいです。
不眠症の場合
寝る1、2時間前に38℃から40℃のお湯に20分浸かる
イライラと焦燥感の場合
38℃から40℃のお湯に20分浸かる
何もやる気が起きない場合
42℃のお湯に5分浸かる(副交感神経を刺激する)
うつ病だとお風呂に入りたくないことも多い
お風呂がうつ病改善に良いと分かってはいても、億劫でなかなかお風呂に入ることができない人も多いでしょう。
これはうつ病の症状のひとつとして考えられています。
毎日お風呂に入れない自分を責め、悪循環に陥っている人もいるでしょう。
このようにうつ病の症状が酷く、お風呂に入りたいと思えない時には無理にお風呂に入ると逆効果になります。
うつ病の症状改善とともに少しずつお風呂に入る気力も戻るため、それまでは自分なりのペースでお風呂に入るのがおすすめです。
お風呂に入る行為が億劫に感じているのであれば、体を洗うのは2日に1回だけ、週に3回湯船に浸かるなどの方法でも良いでしょう。
まとめ
うつ病の場合、毎日お風呂に入らなければならないことがプレッシャーになることも考えられます。
せっかくリラックスできるはずのお風呂が苦痛に感じてしまっては元も子もありません。
うつ病の方は、自分自身の症状に合わせてお風呂に入ることをおすすめします。
参考論文