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子どもと向き合うしごと#2子どもと大人の理学療法の違い

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はじめに

理学療法の分野は幅広くなってきていますが、その中でも小児(子ども)の理学療法はまだまだマイナーです。

少子高齢化の影響があると考えられますが、私は小児特有の難しさも影響しているのではないかと思っています。

今回は子どもと大人の理学療法の違いについて考えていきましょう。

子どもの理学療法はリハビリテーションではなく療育

大人の理学療法はできていたことをもう一度獲得すること。

子どもの理学療法はまだできていないことを新たに獲得すること。

大人は再び獲得するという意味からリハビリテーションに当てはまりますが、子どもは新たに動作を獲得するので療育の方が当てはまります。

産まれたときから育てていくという意味合いもありますね。

もう少し詳しく子どもの理学療法の特徴を見ていきましょう。

初めてする動作はだれでも難しい

子どもの理学療法は、初めて獲得していく動作の連続です。

産まれてから歩けるようになるまでも寝返りやつかまり立ちなどの初めて行う動作が続きます。

私たちも初めてするスポーツなどはいきなりやれと言われてもすぐにできるわけではありませんよね。

子どもの理学療法はこういった初めて獲得していく動作をサポートすることが目的。

この部分が大人の理学療法と大きく違う部分といえるかもしれません。

初めて動作を獲得するには繰り返し動作をすることが大切

私はよく子どもの理学療法を説明するときに、自転車に乗れるようになったときの話をします。

初めて自転車に乗った時、ほとんどの人は乗ることができません。

経験したことがない動作は誰でも難しいからです。

最初はからだがこわばってしまい余計な力が入ってしまいますが、繰り返し練習するとだんだん力がぬけてきて何も考えなくても乗ることができるようになります。

最初余計な力が入ってしまうのは子どもの発達でも同じ。

繰り返し動作をすることで、さまざまな動作ができるようになります。

子どもは失敗も多く経験しますが、その分チャレンジを繰り返すことが特徴。

子どもの理学療法はやる気を引き出し、動作を繰り返すサポートをすることだと思います。

子どもは年齢とともに成長していく

子どもの理学療法は、成長が関わることも特徴の一つ。

障がいをもった子どもたちも身長・体重はもちろん、精神的にも大きく成長します。

幼少期はできるだけ多くの機能を獲得して学校という初めての本格的な集団生活へ。

小学校高学年ごろからは第二次成長期に入り、からだだけではなく精神的なケアも必要になります。

子どもの成長と理学療法は切り離すことができません。

まとめ

ポイント

・子どもの理学療法はリハビリテーションというより療育
・子どもの発達は初めて動作を獲得することの連続
・動作を獲得するには繰り返し動作をすることが必要
・子どもは失敗を恐れないでなんでもチャレンジしようとする
・各時期の成長を考えて関わることが大切
・子どもの成長は運動だけではなく、精神面でも成長する

子どもと関わることは思ったようにならないことも多いですが、毎回成長を感じることができます。

年数を重ねれば重ねるほど難しさやもどかしさを感じますが、子どもたちと関わることは楽しいです。

子どもたちの未来に関われること。

お互いに成長を実感できること。

これが子どもの理学療法の魅力ではないかと思います。

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