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脳性まひ児・者が歩くためには手を使ったほうが安定する
脳性まひ児・者は歩くためにさまざまな工夫をしなければなりません。
特に足に麻痺がある場合は
麻痺のある足のみで歩くことはかなりの負荷がかかります。
そのため杖を使ったり歩行器を使ったりして、できるだけ麻痺のある足を支える必要があります。
このときに手が使えないとうまくからだを支えることができないので
脳性まひ児・者が歩くときには手で支えることが必要です。
今回は、脳性まひ児・者が歩くときに必要な手の支えについて考えていきたいと思います。
脳性まひ児・者は手で支えないと歩くことが難しい
両方の足に麻痺があるので
歩くときはかなり気を使って歩いています。
どうやったら長い距離を歩いたり
姿勢を安定させたりすることができるのでしょうか?
両足に麻痺がある場合は
足のみでからだを支えることが難しいです。
特に歩いたり、立ったりするときは体重を足のみで支えなければなりません。
でも、脳性まひの方のように足に麻痺がある場合は
自分の体重を足だけで支えることはかなりの負荷です。
こういったときは手も支えに使うとうまく歩くことができますよ。
手も支えに使うのですか?
具体的にはどんな風に手で支えるのでしょうか?
例えば、杖を使うことも手で支えていることになります。
また、歩行器も同じですね。
こういった歩くために必要な補装具を手で使うことが脳性まひの方の歩行の安定には必須です。
歩く練習のときには手で支える練習もしなくてはなりませんね。
脳性まひ児・者が手で支える練習をするにはどうすればよいのか?
でも、手で支えながら歩く練習ってどうやってすればよいのでしょうか?
まずは、まだからだが小さくて支えることが可能な幼少期から手を支えに使う練習をすることが必要です。
歩くためにはどうしても足に目が向きがちですが
小さいときから手を使って支える習慣は大切です。
例えば、伝い歩きや手すりを使っての練習をしておきましょう。
大人になってから手で支える練習をしようと思っても難しいです。
小さいときから手で支える練習をしていれば
大人になってからも手で支えて歩くことができるということでしょうか?
そうです。
もちろん、大人になってからも練習は必要ですが、
からだが大きくなっているので小さい時よりできるようになるまで時間がかかってしまいます。
なるほど。
小さいときから大人になったときのことまで考えておくことが必要だということですね。
あるがとうございます。
脳性まひ児・者は手で支えて歩くことで歩行が楽になる
・手で支えることは歩くときにも必要な歩行手段
・幼少期から手で支える練習を行う・大人になってから手で支えようと思っても時間がかかる
歩くというとどうしても足で支えることに目が行きがちですが
脳性まひの方にとっては手を使ってからだを支えることも必要です。
ただ、大人になってからからだを支える練習をすると
かなりの時間がかかってしまいます。
からだが軽くて練習の効果が高い幼少期から
手を使ってからだを支える練習を行いましょう。
繰り返し練習をすることで
大人になってからのからだの動かし方につながっていくはずです。