Medical care children-Reason for increase

どうして医療的ケア児が増加しているのか?

Medical care children-Reason for increase

特別なケアが必要な「医療的ケア児」が増加している

日本は少子高齢化が急速に進んでいます。

そのため子どもの数は年々減少していますが、その代わりに「医療的ケア児」という新たな障がい像をもった子どもたちが増加しています。

医療的ケア児は、名前の通り日常的な医療によるケアが必要な子どもたちのことです。

胃ろう、気管切開、導尿カテーテル、痰の吸引など医療的なケアはさまざまですが、なぜ最近になって医療的ケア児が増加しているのでしょうか。

今回は、医療的ケア児が増加している理由について考えていきたいと思います。

なぜ医療的ケア児は増加しているのか

少子高齢化によって子どもの数は減ってきていますよね。
でも、特別なケアが必要な医療的ケア児は増加しています。
なぜ、医療的ケア児は増えているのでしょうか。

それは日本の周産期医療が発達してきたからです。
以前なら助からない命も今は救命される確率が高くなっています。
でも、それが医療的ケア児の増加という新たな問題につながっているのです。

周産期医療が発達していることと関係があるのですか?

早産の赤ちゃんは身体が十分に発達しないまま生まれてきます。
そのため、自分で呼吸を整えたり食事をとったりといった活動が難しい場合も多いのです。

医療的ケア児の課題とは?

医療的ケア児が増えているのはわかりました。
でも、どんな課題があるのでしょうか。

まず、医療的なケアはだれでもできるものではないということです。
お母さんたちの多くは、医療的なケアをしたことがありません。

それから、家族の負担が大きくなるということも課題です。
医療的なケアは毎日数時間ごとに行わなければなりません。
医療的ケア児のお母さんの平均睡眠時間は5時間ほどと言われています。
日本人の平均の睡眠時間が7時間ほどですからそれだけ大変だということですね。

毎日家族だけでケアをすることは大変ですね・・・。
家族以外の方が医療的なケアをすることができるのでしょうか?

家族以外では医師や看護師が当てはまりますが、基本的には家族が行うことがほとんどです。
でも、最近は訪問看護や訪問リハビリといったサービスも増えてきているので、こういったサービスを利用することも必要だと思います。
医療的ケア児の増加による最大の課題は、家族だけで抱え込んでしまうことです。
家族の負担をできるだけ減らすことができる社会環境にしていきたいですね。

まとめ~まずは医療的ケア児について理解しよう!~

ポイント

・周産期医療の発達により医療的なケアが必要な子どもたちが増加している
・毎日続く医療的なケアにより家族の負担が大きくなってしまう
・訪問看護やリハビリなどのサービスにより家族の負担を軽減することが大事

周産期医療の発達により助かる命は多くなりましたが
同時に医療的なケアが必要な子どもたちも増加してきました。

毎日続く医療的なケアは、家族への負担が大きく生活そのものが成り立たなくなることもあります。

訪問看護や訪問リハビリなどの家族を支援するサービスも確実に増えてきていることも確かですが、まずは社会全体が医療的ケア児について理解することが大事なのではないでしょうか。

地域全体で支援できる環境づくりをしていきたいですね!

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