
コロナ禍でもマスクをつけられない子どもたち
コロナウィルスの流行によってマスク不足が深刻になってきています。
感染予防のためにできるだけ外出時や家にいるときもマスクをしている方が多いと思います。
しかし、障がいをもった子どもはマスクをつけることが難しい場合が多いです。
今回は、障がいをもった子どものマスク着用が難しい理由について紹介していきたいと思います。
コロナ禍により子どももマスク着用が必要になったが・・・
新型コロナウィルスの流行でマスクをしなければならなくなってきました。
でも、うちの子はマスクをすることすら難しいです。
外に出るときはマスクをつけないと人から変な目で見られるし・・・
どうしてマスクを嫌がるのかなあ・・・
日本全体でもコロナウィルスが流行しているので大変な社会になってきましたね・・・
最近は外に出るときや買い物に行くときもマスクを着用しなければならなくなってきました。
コロナウィルスは接触・飛沫感染がほとんどです。
そのため、マスクを着用することは感染を予防するために必要なことですよね。
ただ、そういった一方でマスクをつけることが難しい子どもたちもいます。
マスクを着用することが難しいのは日常的なことではないということと、マスクが顔や口全体を覆うものであるということが大きく影響しています。
例えば、自閉症スペクトラム(ASD)のお子さんは普段と違うことに対してパニックになってしまうことが多いです。
マスクを普段からつけていないのに、コロナが流行しているからといってマスク着用をさせようと思っても、ASDのお子さんにとっては普段と違うことなのです。
そのため、マスクを無理やりつけさせようと思ってもパニックになってしまいます。
確かに普段から同じスケジュールだと落ち着いて一日を過ごすことができます。
また、先程言ったようにマスクは顔や口全体を覆うものですよね。
障がいをもったお子さんの中には、触れられることが苦手であったり、自分から触ることが苦手であったりするお子さんもいます。
いわゆる触覚過敏などの感覚異常の障がいです。
こういったお子さんは、マスクの感触が不快に感じてしまいます。
なるほど。
子どもによってはマスクをつけることが難しい場合もあるのですね。
そういったことを知っていると、マスクをつけられない子どももいるって分かりますね。
コロナ禍でマスクをつけられない子どももいることを理解してほしい
・障がいをもった子どもたちはマスク着用を嫌がることが多い
・マスクをつけるということが日常的ではないのでパニックになってしまう
・マスクをつける感覚が極端に苦手
・マスクをつけられない子どもがいることへの理解が必要

コロナウィルスの流行によってマスクの着用が世間的に必須になってきました。
しかし、障がいをもった子どもたちはマスクを着用することが難しい場合が多いことも事実です。
特に発達障害の子どもたちは見た目上はそういった障がいがあるとわかりにくいです。
こういった社会的な感染リスクが大きい中で、マスクをつけることが難しい子どもたちもいるということを理解してほしいですね。
早くコロナウィルスが収束して、障がいをもった子どもたちの生活が元に戻って欲しいと思います。