
はじめに
現代はストレス社会と言われており、私達は日々の生活の中で多くのストレスと向き合いながら日常生活をおくっています。
また、核家族化が急激に進むことで単身世帯が増加し、誰とも悩みを共有できないなどの現在社会特有の問題も見られるようになってきています。
ストレスへの対処法は人それぞれですが、日々感じていることを文章や言葉として記録することも有効なストレス対策になるのではないかと注目されています。
そんな日々感じている悩みや愚痴を感情として記録するアプリに「Emol」というアプリがあります。
今回は感情を記録することでストレスチェックを行うアプリ「Emol」について紹介していきたいと思います。
「emol」とはどういったアプリなのか
Emolとは、主にスマートフォンやパソコンに対応しているアプリで、アプリ上でAIにその日の感情を記録し、メンタルの安定性を図るために作成されたアプリです。
感情には9つの感情があり、いらいらやたのしい・かなしいなどの感情を選択し、アプリ上に入力していきます。
その後、その日の状態に合わせてAIがチャット形式(LINEのような対話形式のメール配信のような感じです)で対話をしてくれます。
例えば、その日の感情が「かなしい」と選択されればAIは「何か悲しいことがありましたか?」という問いかけをチャットで行ってくれます。
その返答に対して気軽に自分の感情のままにチャットをしていきます。
吐き出したい気持ちやその日感じたこと、あるいは仕事で思ったことや今チャレンジしていることなど、なんでもAIとチャットを行うことでアプリ上に記録されていきます。
これらのチャット形式の内容が毎日蓄積されていくことで、まるで日記をつけているように日々の状態とそのときの感情が記録されていきます。
その記録を振り返ることで客観的にデータとして自分で確認することができるので、そのときになぜそのように感じたのかということを振り返ることが出来ます。
これがemolの簡単な操作の説明ですが、このようにAIが自動で会話の内容やアプリを使用している人の行動をもとに日々の記録が自動的に記録されていきます。
また、それらの会話内容やユーザーの行動の結果をもとにAIがその時のメンタルの状態をスコア化してくれたり、その結果に対してアドバイスをおくってくれたりします。
emolには他にどのような機能があるのか

emolには他に「emol team」と「emol training」という2つの機能があります。
以下に2つの機能について簡単に紹介していきます。
~emol teamの機能~
emol teamは、会社の従業員の不満や不調・考えていることなどを把握し、AIが自動でメンタル的に不調を抱えている人に対してメンタルのケアを行ってくれます。
チーム内のメンバーのそれぞれのメンタルの状態に合わせてそれぞれアドバイスや対策を考えてくれるので、従業員は安心して仕事を行うことが出来ますし、管理者はどの従業員が不調を抱えているのかということがすぐに把握することが出来ます。
このように事前に仕事に関わる全てのメンバーの課題を解決することができる機能です。
~emol trainingの機能~
従業員のメンタルケアを考えることは、ストレス社会の現在においてどの企業であっても必須になってきています。
Emol traningは、そんな個人にあったメンタルケアのためにトレーニング形式のサポートが可能です。
メンタルの状態はポジティブな人もいれば、ネガティブな人もいるなど個人によってその症状はさまざまです。
認知行動療法などを用いたエクササイズや一人ひとりにあったトレーニング方法を実施することで、管理者の方もトレーニング方法を学習することが可能です。
空いた時間に活用できるコンテンツ(例えば快眠のためのコンテンツなど)も揃っているので、様々な場面においてメンタルトレーニングを行うことができる機能です。
なぜ、メンタルケアが必要なのか
インターネットが普及してきて様々な面で便利になってきた反面、核家族化が進み結婚しない方も増加し、それに伴って単身世代が増加してきています。
そのため、現在の社会は悩み事を一人で抱え込んでしまいやすい傾向があります。
誰にも相談できない環境は個人にとっても不利益になりますが、企業にとっても作業効率が低下するためデメリットとなってしまうリスクが高くなってしまいます。
従業員のメンタルを良好に保つことは、より良い社会環境のために必要不可欠なことなのです。
まとめ
現在の社会環境は、ストレスを抱え込みやすい環境なので誰にも相談できない状況は個人のメンタル面に悪影響を及ぼします。
emolは、そんなメンタル面を良好に保つためにAIに日々の心境を記録することで、自分の心と向き合い以前の状態を振り返ることができるアプリです。
自分の知らないうちにメンタル面で不調を抱え込んでしまい、日常生活をおくることが困難になってしまう前に、emolを利用することで自分と向き合う機会を設けてみることも良いかもしれませんね。