双極性障害I型闘病記20

ダブルワークへ

家事代行の仕事に身体も慣れてきた頃、入院した時に知り合った友達から子供好きならベビーシッターやってみない?とオファーがありました。
私は10代の頃は子供は嫌いでしたが、自分の子供を産んでからは子供好きになりました。
早速ベビーシッター派遣会社に電話をかけて、友達と一緒に面接兼用登録をしてきました。
しばらくして、私にレギュラーの仕事依頼がきました。
月曜日から金曜日まで16時から18までの2時間。小学1年生の発達障害の男の子の学童保育が終わりお迎えと自宅で両親どちらかが帰宅するまでのお留守番をする仕事です。
でも、これだと私の休みがなくなります。火曜日と金曜日は休みにしてもらい、他にもう一人と二人で担当することになりました。

ベビーシッターの仕事

いよいよベビーシッターの仕事開始です。
初日は前任者が車で迎えに行き、お客様の自宅で待ち合わせました。それから、注意事項などをききました。翌日からは私一人で行います。
翌日、私は運転はできないので、自転車で学校にお迎えに行きました。自転車の後部座席には子供を乗せる椅子はついていないので私は自転車を押して子供は歩いて自宅まで通学路を帰りました。
しかし、途中に公園があり遊びたいといいだしたので、二人で思いっきり遊んでから帰りました。私も楽しかったです。
これが毎回のように続き普通なら20分あれば帰れるところ40分くらいかかっていましたね。
自宅では子供のやりたいことをさせてました。外で自転車で遊んだり、お散歩に行ったり。家の中では宿題をしたり、仮面ライダーを見たりと色々しました。仮面ライダーには興味なかった私ですがこの時期だけは詳しくなりました。

実は私の長男も難病の合併症で軽度の知的障害があったので、何も問題なく接することができていたんだと思います。

週5日1日2、3時間とはいえ働くことの楽しさを実感できていました。
家事代行もベビーシッターも順調で、両方楽しかったです。
元来私は世話好きで人の役に立つ仕事がしたくなっていたので転職だとさえ思っていました。

この時、精神科の主治医からはてんかんの通院は必要だけど精神病での通院は必要ない寛解だと告げられました。
でもこの時期は、実は躁転していただけで病気が治っていたわけではありませんでした。
そのことがわかったのはさらに数年後でした。

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